宮部みゆき 黒武御仁火御殿 

明日までに返さなければいけない本、

宮部みゆき 「黒武御仁火御殿」なんとか読み終わりました。

本当は、懐石料理のようにじっくり向き合って、宮部みゆきワールドにどっぷり浸かって読みたかったのですが、他にやらなくてはいけないことも細々とあり、こま切れ読書になってしまい残念です。

でも今回読まないで返却したら、また何か月も待つことになるのでぶつ切りでも読み切ってしまいました。

いつもながら描写が秀逸で、茶菓子一つの説明でも、

『ぱっと見ただけではどこにでもある大福だが、実は粒あん上新粉で作ったしんこ餅と餅米の二重にくるんであって、ぱくりと噛めば歯ごたえと口溶けが絶妙なのだ』

とよだれが出てきます。 現実に売っている茶菓子だったら売り切れ必至です。

もう一冊、西和彦著「反省記」も一緒に届いていましたが、こちらは読むのが間に合いそうにありません。

予約待ちの本は、じっくり読みたいものに限ってどうして一緒に届いてしまうのでしょう(さらに次の順番待ちの方がいるので貸し出し延長できないパターン)。

図書館の七不思議なのでは。