なんにせよ見つかって良かった

先日の夕方、マンションのエレベーター前でおばあさんが、到着したエレベーターに乗らないので声をかけたところ、息子さんがいなくなった、と言う。

あちゃーと思いながら、自分の母親と同年代の人を置き去りにはできないので、一緒に探す。息子さんは耳が聞こえないとのこと。(いつも一緒にエレベーターに乗っているのでおそらく知的障害もあると思われる)

もう日が暮れる時間帯だったので、警察に連絡してもらった。

88歳で耳も遠くてガラケー(それは関係ないけどびっくり)で、連絡してから15分ほどでポリス到着。

結局、とっぷりと日も暮れた後、近くの棟で見つかりました。

警察が来るまでおばあさんは、自分と息子の歳やこのマンションに30年以上前から住んでいること、初めて一人で先に行ってしまったことなど、動転してたのか大きい声でわたしにお話ししてくれましたが、「おばあちゃん、今それ関係ないから息子さん探そうよ」と心の中でつぶやきながらも話をぶった切れずにうなずいていたわたしは、人生史上二番目に蚊に献血していました。(かゆくてかゆくて)