「本屋という仕事」三砂慶明

気づけば町の本屋さんが消えてしまってだいぶ経つ。

いつの間にか「ちょっと本屋へ」がなくなっていた。(昔は待ち合わせにも使った)

本屋だけではないけれど便利さと引き換えに失ったものの大きさを思い、そして今もすごいスピードで目に見えない大切なものが喪失していっている。

本書にある通り、本屋という焚火の火を人生をかけて守っている人がいるなら、せめて一本の薪をくべてその火を絶やさないようにしたい。(便利さとは逆行するけれどそれが正解のような気がする)

 

ちなみに、本から学ぶのは知性の星「玉堂星」です。いわゆる座学ですね。先生から言われたことを(間違っていたとしても!)素直に信じて覚えるタイプです。伝統や古き良きものとも関係が深いです。

そして、この本に載っている本屋さんの店主の方々には個性の星「調舒星」を感じました。この星は伝達の星です。自分の中にある独特の感性を芸術作品などで表していきます。でも自分の気持ち(意図)が相手にちゃんと伝わるかどうかはまた別なのがしょっぱいところです。